前澤社長が1億円をTwitterにばら撒き終わってから『実はアイコンが実写じゃない人には渡されていない』とか『明確なビジネスプランを持っている人に当たっている割合が多い』とか、そういった根も葉もない呟きがバズっています。
(もちろんアニメアイコンで何のビジネスプランも発信していない人もちゃんと当選しているのは確認済です。)
問題はそのツイートを見た人の中に『もっと困っている人間は沢山いる』『ビジネスすらできない人間に金を渡す方がよっぽど夢があるだろ』等と言って抽選が終わった前澤社長のTwitterアカウントにFF内から失礼したり、FFをわざわざ外した後にFF外から失礼したりする人間が滅茶苦茶多いことです。
これは要するに想像力が欠如した人間がTwitterに大量にいるということをそのまま数値化している事に他なりません。
恐らく彼らが言っているのは
『貧しい家に生まれ、暴力的なパチンコ依存の父親、もしくは毎月旦那が変わっている母親、等という一般的王道極貧環境から何の家族計画もなしにら生まれてしまった家庭環境に不和を持つ子どもが、楽天の格安スマホ月額1500円からTwitterをしていて、たまたま前澤社長の呟きをRTしたら100万円が当選した。』
ということになっていない現実がおかしい(冗長気味な書き方をしました)、ひいては前澤社長の世間認識は間違っている、狂人だ、〇ね、なんで俺に金が入ってこないんだ、ということでしょう。
そしてそんな人間がTwitterには何百何千といて、それらが民主主義的にしょうもないTwitterコミュニティで支持されてバズっているのです。
では、彼らが望むように、実際に毎月旦那が入れ替わっている生活保護下の母親を持つ娘に、突然100万円が届いたらどうなるでしょう。
恐らく母親から厳しい暴力を受けて100万円を奪われるか、もしくはその100万円という金額に娘が執着し、母親に暴力的抵抗をする等して、不幸な結果が生まれることは言うまでもありません。
最低でもその100万円という額をどうするかという話し合いの場が、貧しい母親と極貧家庭の子ども間で1対1の話題に上がることは避けられません。それだけは避けられないのです。
そこに幸せはあるのでしょうか。
暴力的抵抗という言葉は優しいものですが、実際に多額の金銭を受け取った子どもが行う暴力的抵抗というのは、およそ傷害事件以上殺人未満の行いです。
それが金持ち道楽の1億ばら撒きキャンペーンによって100件起こる可能性があるわけですから、当然金銭を受け取る人間が最低限貧しくないことは必要条件になってくるはずです。
一応私にも彼らの気持ちはわかります、見ていて『気持ちがいい』のです。
『ビジネスプランをもってある程度のネット活動を行えていて、それなりの立場を持った人間に100万円が譲渡され、自分には当たらなかった。』
という現実よりも、
『自分が当たらなかった代わりに、自分よりも長く生きて、自分よりも貧しい人間に金が渡った。』
という現実のほうが、受け入れやすく、自分から口にしても気持ちの良いものだから、皆抽選に外れた後突然それを主張するのです。
しかしそれは当たらなかった人々の心の自慰であって、自慰のおかずにされる貧しい家庭にとっては家庭環境をより悪化させる起爆剤かもしれません。
なぜなら、100万円という額は、実は夢を叶えられる額でも、一生が楽になる額でも何でもないからです。
一般的社会人が実家を出て、家を借りて、一人暮らしを始めて、一通りの生活環境を整えて普段通りに生活していれば、ものの3、4か月でなくなってしまう額です。ちょっと贅沢をすれば2か月で消えてしまいます。100万円で借金だらけの極貧家庭は何も変わらないでしょう。
水に飢えている地域に2リットルの水を無料配布したら、まず発生するのが水を受け取ることではなく水を受け取りにいく人間を集団で袋叩きにするという現実なのは違法動画サイトで山程ある光景です。
当然ですが、そういった金銭の感覚が育っていない人間にも、100万円を渡すことはできません。
まるで100万円を手に入れれば人生が変わっていく、生まれ変われる、といった危険思想をTwitterに垂れ流しながら前澤社長に媚びている人間に100万円を渡しても、彼らのTwitterの呟きを眺めているに、碌な結果にならないことは火を見るより明らかです。
それだったら100万円でできそうなことをあらかじめ発信している実名アカウントに譲渡した方がいいに決まっています。
だからもしも前澤社長、ひいては抽選に関係した方々が当選者をある程度選別していたのだとすれば、それはとても人間的で素晴らしいことだと僕は思いますし、非難するべきことではないと思います。
それを非難してブロックしたり下品だとか資本市場に金を向けろだとか物申している諸氏は一体何を考えているのか理解に苦しみます。
なので、次の機会があれば、前澤社長、どうか僕に100万円を譲渡していただけると幸いです。